第19回
「第62回復興祭式典」
皆さんお早うございます。
布袋食糧は昭和21年6月8日に設立され、順調に運営されていましたが、昭和23年5月26日、今の時間(午前6時30分)に白紙に戻ってしまいました。
こうしたことがあってはいけないと、毎年こうして集まり、神事とおにぎりの炊き出しをして頂き、戒めとしています。
毎年 私はあって欲しくないことをいろいろ話してきましたが、本年は少し違ったことを申し上げたいと思います。
先般「ザ・シークレット」というDVDを見ました。そこで驚くことを知らされ、まったくその通りであると感じましたので是非伝えたいのです。
この秘密は少数の人達しか知らなかったが、極めて重要なことなのです。
それは「引き込みの原理」です。
脳で考えたことが現実になる、即ち思考が実現するというのです。但し、すぐに実現するのではなく、時間がかかりそれがどれ位かも判りません。 良いことも悪いことも脳に生じたことが実現されるというのです、それが「引き込み理論」です。
起こって欲しい良い事を考えたり思ったりした方が良いのです。だから今日も復興とか安寧・平和とか繁栄・幸福を願うのが良いのです。
来年の今日まで1年間、無事・平安・幸福であることを念じて挨拶と致します。
でも折角の機会ですのでもう少し最近感ずることを話したいと思います。
〇 生死について
幼いころは祖父母や近親者の死に遭遇し死というものがとても恐怖でしたが、ある時土手の草を見ていて一度は枯れ果ててもまた青々と茂るのを見て自分もきっとまた新しく生れ変わることが出来るのだと信じるようになってから、死の恐怖から開放されました。また、何のために生きるかという疑問がありましたが、このことは中村天風先生(1876~1968)が云われた宇宙の進化と向上に順応するためだと理解できました。
〇 祈りとしきたり
昔は家長が配偶者の協力の元、生計を維持し、祖父母や子供は無償で手伝ったもので、とても良い関係を保っていました。そして、家族と企業とは、とても共通点が多いように思います。家は繁栄と永続を考えていますが、中小企業であれば同じ考え方が出来ると思います。そして、その為に祈りとしきたりを大事にします。
考えて見ると布袋食糧は三つのことをずっと続けてきております。それは本日の復興祭、1月1日の年賀式(以前は四方拝)、毎週月曜日早朝に開催される月曜会(以前は金曜会だった)です。つまり、祈りと良いしきたりは続けることで良い結果をもたらすと思います。
〇 良いエピソードを作ろう
最近あったとても嬉しく良い話(エピソード)をお話しします。以前会社のOBだったD氏(氏は18年前に逝去)の奥様が最近99歳で亡くなられたそうです。そのご子息がお返しとして、万葉庵の商品を大量にお使い下さったのです。
このように各部署の皆さんの手で良いエピソードが生れることを期待し、話を終えたいと思います。