第37回
「日野原先生が100歳」
先日テレビを見ていた妻が呼びましたので、何かと思い行きましたら、
100歳を迎えられた聖路加の日野原先生の近況が放映されていました。
日本では100歳の人が年々増えていますが、先生はお手本のような生き方をなさっておられます。
エスカレーターやエレベーターを使わずに階段で移動されるとか、
食事のあり方・睡眠のとり方など理にかなった日常を送っておられます。
新しいことにも挑戦的で、特に若い子供達との交流はよく知られています。
先生よりだいぶ若い患者さんが勇気を与えられ笑顔で会話している様子が映し出されていました。
先生は「笑顔」と「感謝」を強調されていました。「笑顔」ですが、これは多くの先達が取り上げられておられます。
中村天風先生も朝晩、鏡の前でにっこり笑って信念が強くなる、強くなったというように教えておられました。
105歳になられた曻地三郎先生も、十大習慣健康法の第一番に「まず笑顔」をあげておられます。
人の幸せにとって何といっても笑顔が大切なのでしょう。
1年に150回も講演をされ、2020年の予定まで入れておられると話されていました。
しかし、一方では必ずエンドがあると淡々と述べられ、苦しむのではなく「感謝」して、その時を迎えるのが良いとも語っておられました。
ありがとうを言うとありがとうを言うことが起きると教えてくれる人もいます。きっと人間は笑顔で感謝していたら幸せの境地に入れるのだと思います。