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第50回

「世のため ひとのため」

1月19日に船井幸雄さんが81歳で他界されました。
大正12年生まれの叔父と重ね合わせて、お話を聞いたり、
著書を読ませていただいていましたので大層淋しく思います。
叔父は1990年になくなりましたが、大学へ入る頃からずっと指導をして呉れていました。
そしてついに船井さんもおられなくなり本当に残念です。

色々な点で似ておられました。
口ぐせのように「世のため、人のため」と云われ、「生成発展」も良く書かれる言葉でした。
お二人とも本が好きだったと思います。船井さんは速読の名手だったようですし、
叔父は読書をすれば something が残るといつも云っていました。

叔父は争うことは徹底的に避けていましたが、旧制中学の頃は剣道部で活躍していたと聞いています。
船井さんも商戦においてすごく喧嘩強かったようですが、ある時から共存共栄の理想を説き始められました。
「No Contest」 をすすめておられましたが、良い本であったと印象に残っております。

30年後に評価されるのが良いと聞きましたが、そうであって欲しいと願っております。