第27回

「若いカップルに贈る言葉」

＊結婚式に列席させて頂いた際、お二人にお贈りした言葉です。
お名前を読み上げているところは「新郎」「新婦」と記述させていただきます

新郎、新婦おめでとうございます。私は、高等学校を出てから55年になりますが、この間、現社長の新婦のお父さん、先代社長のお祖父さんには大変お世話になってきました。

今日こうして新しい出発をなさるお二人のおめでたい席にお招きいただき、本当に嬉しく思っております。
健康と幸福について申し上げ、お祝いの言葉にしたいと思います。

まず健康ですが、若いときはあまり気になりませんが、いずれ大切だと考える時が参ります。
気・血・動と言って三つの要素があります。何といっても一番大切なのは気、気持ちであります。前向き、積極的であることです。
次に血、食物です。もし、体調がおかしくなったら玄米食をおすすめします。そして、何回もかみ、少食にすることです。玄米食については桜沢如一さんという方が説いていますし、少食については水野南北さんという方が述べられております。中年になって何か気づくことがあれば、その時に思い出してください。
三つ目の動は文字どおり運動であります。特に歩くことが良いと言われています。

それから、幸福についてお話します。夫婦は全然違った境遇で育ってきた訳ですから、意見が違って当然であります。この点を認め合うことが大事です。
先日TVで蓮舫大臣が話していましたが、子供の育て方は自分が育てられたとおりにするので、夫婦で考え方が違ってくるようです。それから、もう一つ長所と短所は同一のものですから、結婚前には長所として感じていたものが、慣れてくると逆に短所に見えてくることが起こりがちです。この点は、特に夫も妻もお互いに意識して相手を見ることが大切だと思います。

夫婦円満が幸福や仕事成功の素だと言われています。どうか良き伴侶として、仲良く幸せな人生を送ってください。