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第40回

「幸せ求めて」

人は幸せを求めて生きています。おおかたの人は何故この世に生を享けたかを考えます。私も例外でなく中学生の頃から、時々この事を思い出し、答をさぐっていました。
そうした内に、ある本で見つけた「宇宙の進化・向上に順応するため」に生きているという文章に安心させられました。
もう一つ本当の幸せは自分の周囲の人が幸せであることが、自分の幸せという「諸縁吉祥」なる言葉も心をほのぼのとさせてくれました。最近ブータンのGNH・国民の幸福度の最大化が多くの人の関心を集めています。

民主主義、資本主義で人々が幸せになれると信じていたのがどうもそうとも云えないのが、今の世界の現状です。
心の満足と物の満足の両方が揃って幸せを感ずるのが良いと思われますが、お金が中心と多くの人が考えるようになっているのが現状です。従って心の満足も物の満足もお金が多くなるように仕向けないとうまくゆきません。しかし、幸せを求めていた筈なのにお金を多く求めることが一番大切となり、心が躍るような充足感は遠のいていくように思われます。

多くの人が力を合せて、例えば会社のような組織で努力したほうが、達成し易いものです。その時、組織のベクトルを合せて、同じ目的に向う、同じ価値感で行動するのが良いと考えます。経営理念とかクレドは大層に役立つと思われます。人は意味のあることには、かなり困難なことにも喜んで行動できるものです。