第20回
「ホテーコラムについて」
2010年5月27日の取締役会で三宅真理に社長を交代し会長に就任しましたので、このコラムもホテーコラムと名称を改めました。これからも思いつくことを書き込むつもりです。
日本の暦は十干・十二支・九星が記されています。
十干と十二支の最小公倍数が60年ですから、60歳を還暦というのでしょう。
これら3つの最小公倍数は180年になってしまいますからちょっと無理ですが、干支と九星は36年で循環しますから、その2倍の72歳も一つの区切りかもしれません。
いずれにしても、生命は有限であり、まさしくライフサイクルがありますから、意識的にバトンタッチをしてゆくことが大切であります。
特に組織のリーダーは自分で決めることが多いですから、始めから心掛ける必要がありあます。勿論個人差があり、それぞれの事情がありますから、画一的にいくつ、というものではありません。
布施は重要な徳であります。これは、物質的・金銭的なものだけに限りません。
仏教の教えに「無財の七施」があり、その中に床座施(しょうざせ)があります。実際に座ってもらう場所の提供もありましょうが、役割を移譲することも含まれるのでしょう。
よくお金づくりは下、仕事づくりは中、人づくりが上といわれますが、家庭・組織・社会にとって人づくりが最も価値のある行為と考えられます。人に役立つ人を育てることを多くの人が目指したら、世の中・世界は随分と楽しく暮らし易い場となります。
人が交代して自分の理想を実現する、そして世の中が進化、向上してゆく・それが望ましい姿だと思います。