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第32回

「ロータリーは4から5へ」

今迄ロータリーはフェローシップ、サービスを軸に広められてきました。
そしてその底流には、エシックスという、あまり表には出ておりませんが、強い価値基準がありました。フォー・アベニュー(Four Avenues of Service)と呼ばれる奉仕の分野が明確にされていました。
会員への基礎的サービスをするクラブ奉仕、道徳的な観点を常に重んじた職業奉仕、それをもとに社会や世界に奉仕するという社会奉仕、国際奉仕、この4つがロータリーの目的にも明示されております。
そして行動規範としてのフォーウェイ・テストも大切にされています。

――1)真実かどうか 2)みんなに公平か 3)好意と友情を深めるか 4)みんなのためになるかどうか ――
易しい文言ですが、多くの人がこのように考えれば社会は本当に良くなるでしょう。このように4大奉仕部門と4つのテストのように4はロータリーにとって象徴的な数字でありました。

2005年に100年を迎えたロータリーが、さらに良いものになるにはと研究されています。3年ごとに世界の120万人のロータリアンの代表がロータリーの決め事を検討しています。
実は、昨年の規定審議会で新世代奉仕が加えられ、ファイブ・アベニュー(Five Avenues)になったのです。
そして、国際ロータリーのストラテジック・プランでは、ファイブ・コア・バリュー(Five core values)を定めたのです。
即ち、フェローシップ(Fellowship)、サービス(Service)、インテグリティ(Integrity)、ダイバーシティ(Diversity)、リーダーシップ(Leadership)の5つです。このように5大奉仕部門と5つのコア価値観が中心となってきます。サムシング・オールド、サムシング・ニューとより良くなるために大胆に4から5へと成長していくのでしょう。