入室前準備

製品への異物混入や細菌汚染等の可能性を排除するため、
工場の清潔区域、準清潔区域に入る前に、
私たちは厳しい手順に基づいて様々な準備を行います。

入室前準備

作業着着用

定められた清潔なユニフォームに着替えます。
安全な作業にはユニフォームを着た時の動きやすさも重要です。
身体にピッタリ合うサイズのものを着用します。

Safety Point

工場長が語る安全に関する工夫

ユニフォームは専門の業者でクリーニングをして清潔な状態を保っています。また、体毛落下防止のため、腕やズボンの裾にはネットがついており、特に帽子のネットは二重になっているんですよ。紛失しやすいもの、破損のおそれがあるものなどはもちろん、X線検査機、金属検出機で反応しないものなど、異物混入のリスクがあるものの持ち込みは禁止していますので、入室前に持ち込み禁止物がないかも確認します。

入室前準備

ローラーがけ

ユニフォーム着用後は、粘着ローラーでユニフォームについている
髪の毛やほこりなどを40秒かけて除去します。
まゆげも忘れずにテープで吸着してきれいにします。

Safety Point

工場長が語る安全に関する工夫

頭から足の裏まで、鏡を見ながら全身にローラーをかけます。粘着テープを確認し、体毛がついていた場合は、もう一度40秒ローラー掛けをします。粘着テープに体毛がつかなくなるまで、念入りに実施します。

入室前準備

手洗い

60秒かけて手洗いを実施します。
指先から指の間、手の平と手の甲、手首まで、細かく定められた手順を守り、
泡立った石鹸で丁寧に洗い、流水でよくすすいだ後、乾燥させます。
洗い残しのないように確認をします。

Safety Point

工場長が語る安全に関する工夫

健康な人の手には微生物が常在していますが、一時的に外から付着した病原微生物がついている可能性もあります。手洗いを手順通り丁寧に実施することで、この病原微生物を物理的に洗い流し、除去することができるんです。手洗いは食品衛生にとって、とても重要な工程です。

入室前準備

アルコール消毒

手洗い完了後、アルコール消毒液を手に吹き付け、殺菌します。

Safety Point

工場長が語る安全に関する工夫

アルコール消毒とエアシャワールームの扉が連動していて、アルコール消毒まで完了しないと工場内に入室できない仕組みになっています。

入室前準備

エアシャワー

エアシャワールームに入室。
両サイドと上部に設置されたジェットノズルから強力な風を吹き付け、
微細なほこりやチリなどを吹き飛ばして除去します。

Safety Point

工場長が語る安全に関する工夫

エアシャワールームの足元には、粘着マットが敷いてあり、靴底についたほこりも取ることができます。

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