Interview 2
意外と奥が深い小麦粉という商品
2009年入社
布袋食糧販売 営業グループ
M.N.
意外と奥が深い小麦粉という商品
2009年入社
布袋食糧販売 営業グループ
M.N.
製製粉メーカーの営業として、スーパーマーケットやコンビニ等の大手小売店舗様、パン屋・麺屋等の個人店舗様、製菓製パン製麺等の工場様、商社様へ小麦粉やプレミックス粉の営業販売業務をしています。主に扱うものは小麦粉ですが、お客様の要望に合わせて塩や砂糖を配合したものも扱います。それがプレミックス粉と呼ばれるものですね。既存のお客様が多いのでルートセールスがメインですが、新規顧客開拓にもあたります。仕事のやり方については、おかげさまで自分の裁量で取り組んでいます。
小小麦粉という商品だけをみると、差別化がしにくく、「価格競争の世界」だと思われがちです。確かにそういった面もありますが、それがすべてではありません。少量でニッチなもの、品質を重視したものを扱える中小製粉メーカーの利点を活かしたご提案にも取り組んでいます。例えば、当社は愛知県の中でも、さらに産地を厳選した「知多産小麦粉」を取り扱っており、地産地消にこだわるお客様に好評いただいております。知多半島のサービスエリアやパン屋さんで皆さんご覧になったことがあるかもしれませんね。今後は、隠れたニーズを察知した商品の開発にも携わっていきたいと思います。
小麦粉を使った食品は、小麦粉自体が食品の食感や風味などの骨格をなすもので、一度お客様に採用していただくと、他社様への乗り換えが、簡単には起きにくい商品です。しかし、そこにあぐらをかいてしまうと、思わぬ落とし穴もありますし、やりがいは生まれません。日々お客様のご要望・ニーズを察知して、用途に適した小麦粉を広めていきたいと考えています。
以以前、店舗展開を初めて間もないベーカリー様に当社商品の提案をしました。当社の商品を採用していただいてからは、最初は指折り数えられるほどの数だったお店が、数十店舗まで拡大していきました。この商品は、私ひとりの力ではなく、お客様はじめ、部内や工場と納得がいくまで意見を出し合い、検証を重ねて作り上げたものです。
多店舗展開のベーカリーでは、美味しいパンを、どこのお店でも常に一定のレベルで提供できることも重要ですから、当社の商品の品質をお客様に高い評価を頂けた証として、大きな達成感を味わいました。
今後は、良いもの、おいしいものを作っていても、商品を広めることに苦労されているお客様を、販売面からもお手伝いしていきたいです。単に当社の小麦粉を「買ってください」というだけではない、お客様に寄り添った「本当の営業」を実践していきたいですね。