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第24回

「後生畏るべし」

昨今の日本では、デフレ、経済の行きづまり、財政悪化が人々におおいかぶさり、やり切れない気持ちが蔓延しています。年配者はただ目先を遊んで過ごすことを考え、若者は先に光明が見出せず将来に明るさを想像出来ない。これではいけないと思います。
こんな時代を切り拓く手本として二宮尊徳と渋沢栄一を勉強しようとすすめる人達がいます。どんな困難にあっても前へ進む、その時の先人の智恵を生かさせていただくことは良い事です。

商工会議所を日本に始めた渋沢栄一の「論語と算盤」が見直されていることは、真に時宜にかなっています。全国の商工会議所の月刊誌「石垣」に渋沢栄一と「論語」をひも解くという守屋 淳氏のコラムが連載されています。
8月号に -子曰く、後生畏るべし。焉んぞ来者の今に如かざるを知らんや。- とあります。
若いということは、それだけで豊な可能性をはらんでいる。これからの人間が今の人間より劣っているとは、決して言えない、と解説されています。いろいろな組織において主宰者が若返りゆくことは非常に良いことだと思っています。

中高の恩師であった丹羽喜代次先生がよく話しておられましたが、「お金を残すのは下、事業を残すのは中、人を残すのが上である」と、人の育成こそ何にも勝って大切なことなのです。何百年、何千年の歴史を振り返れば、いつの時代も無私の人が社会を良くしてきたのです。私としては、若い人達の可能性を信じ、これからの社会や日本を良い方向へ導いていくようなリーダーを育てる手助けをしたいと思っております。